株式の価格は、株式取引を行うときに付けられるのですが、それがいわゆる株価で、この株価は変動し続けるものなので、買い時売り時を見誤らないようにしなければなりません。物価は基本的に需要供給のバランスで自由に決定できますが、売買が行われる証券取引所で適用された株価を評価基準にすることが多いそうです。株主が株の売買で利益を得るためには、株を買った価格よりも売った価格の方が高くなるように、売るときを選べばいいということです。これが「キャピタルゲイン」と呼ばれる利益のことで、それともうひとつ配当によって出た利益がありますが、これは「インカムゲイン」と呼ばれています。利益だけでなく損失の場合も考えられますが、株式の売買での損失のことを「キャピタルロス」と呼んでいます。株価が毎日変わることは先ほども述べましたが、1日の最初に決まった株価を「始値」といい、1日の最後に出された株価を「終値」といいます。一日のうちで一番高い株価を「高値」、それと逆に一番低い株価を「安値」と呼びますが、これらの四つの株の値段「始値」「終値」「高値」「安値」のことを「四本値」と呼んでいるのです。一日の株価の変動を見るためには、この四本値がポイントとなるのですが、株価は変動しますが、急激ではありません。けれども中には一日の中で動くことのできる範囲で、暴落があることも考えられるので、この点も忘れないようにしなければなりません。株価の変動はチャートと呼ばれる罫線表を見るとわかるので、この見方も覚えるようにするといいでしょう。東証株価指数(TOPIX)、日経平均株価などがその有名なものとしてあげられますが、これならニュースなどを見ていてよく耳にする、という人も多いでしょう。やはり株は難しそうだと思われそうですが、こんなニュースでの報道に気に留めるのも、今から株に挑戦しようとする人にはいいのではないでしょうか。