甜茶が甘い理由

お砂糖などを入れなくても甜茶がどうして甘いかというと、それは甜茶の成分として含まれている「ルブソシド」によるものなのです。「ルブソシド」の甘みは天然成分によるもので、そこにカロリーはほとんど存在せず、お茶でありながらカフェインも含まれていないのです。その「ルブシド」の甘さは実に砂糖の75倍~100倍もあり、それなのにカロリーは体内に吸収されにくくなっていて、ダイエットには最適とされる理由もここにあるわけなんですね。このような天然の甘味成分が作用することにより、のどの炎症が抑えられるという効果もあって、そのためにのどの痛みも和らげてくれるというわけです。ですから甜茶を飲むことは、冷暖房などでの乾燥による、のどの渇きを防いでくれますし、体を冷やさなければ風邪の予防にもなります。そしてさらに嬉しいことに、「ルブソシド」には虫歯を予防することができるという優れた働きがあるのです。口腔内の細菌であります「ミュータス菌」の増殖を防いでくれますので、虫歯菌を誘発させないのです。強い甘さは虫歯につながるように思えますが、必ずしもそうではなく、逆に虫歯を予防してくれる「ルブソシド」の働きは、ほんとにすばらしいものだと言うことができますね。このように甜茶がもたらす甘味は安全なものですから、虫歯になる心配をせずに飲むことができるのです。また甜茶の甘みは、強ければ強いほど甜茶ポリフェノールが含まれる量も多くなっていると言われています。甜茶ポリフェノールはアレルギーに効果を発揮するので、そんな悩みを持つ人には嬉しい飲み物といえますね。甜茶の甘さの中には、こんなにすばらしい働きをするものが隠されていたのです。