ただダイエットを成功させるだけではなく、痩せた後も「太りにくい体になる」にはどうしたらよいのでしょうか。実は筋肉をつけることによって、体の基礎代謝を高めることができるのですが、この基礎代謝の高さこそが太りにくい体の秘訣です。筋肉はたんぱく質からできており、筋繊維があつまった組織です。この筋繊維を鍛える運動が無酸素運動です。筋力トレーニングやダンベル体操などはその代表格で、よく知られていますね。ただし無酸素運動を普段運動していない人がいきなり行ってしまうと、体の関節や筋肉を痛めてしまう危険があります。ハードな運動ではなく毎日筋肉に少し負担をかける程度のゆっくりとした運動を行うと良いでしょう。効果があっても100メートル走や重量挙げなどの息を止めるような無酸素運動は体に負担がかかるのでおすすめできません。おすすめの運動はいつでも気軽にすることのできる静的運動です。太りにくい体を作るためにはもってこいの運動なのです。静的運動とは歩いたり、走ったりせずに体を固定して行う運動のことをいい、押す・引くなど筋肉の収縮を持続させる等尺性運動と呼ばれるものと、筋肉を繰り返し使う等張性運動の2つがあります。1日数回1セットを毎日習慣にすると効果があり、どちらも筋肉の強化には有効であるといえます。具体的に太りにくい体をつくるための方法ですが、腹筋運動やストレッチ運動でお尻やお腹・腕・脚の筋肉を鍛えるようにするとよいでしょう。無酸素運動で筋肉鍛えながら、ウォーキングなどの有酸素運動で脂肪を燃焼させて、太りにくい体作りをしていきましょう。