化粧水の成分について

化粧水には、いずれにも共通する基本成分があります。それはグリセリン、BG(ブチレングリコール)、エタノール、DPG(ジプロビレングリコール)です。ここにヒアルロン酸などの高分子、界面活性剤、エキス類や、増粘剤を配合して作ります。化粧水には閉塞性の膜を作り肌をなめらかな状態に保つ成分が必要ですが、これは、コラーゲンやヒアルロン酸の役割です。これらは空気の湿気を集めて肌に水気を与える高分子です。ホホバオイルやオリーブなどのオイル類を乳化させたものも保湿効果に優れています。これらは肌に膜を作り、肌からの水分蒸発を防いでみずみずしさを保つ効果を持っています。グリセリンや、BGなどの多価アルコール類や、ベタイン、ピロリドンカルボン酸Naなど、アミノ酸類マルチトールのような糖類は角質層に浸透します。そこで、水分が蒸発しないよう保ちます。グリセリンやヘダインなどの低分子成分は、分子量が小さいので皮膚表面を通し真皮まで浸透することができます。そしてヒアルロン酸や、コラーゲンのような、膜を張って肌の表面に留まる成分が入っています。主にこの2種類によって化粧品はできあがっています。